末端冷え性 改善 漢方薬

末端冷え性の改善に役立つ漢方薬

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末端冷え性を改善する上で、是非注目して頂きたいのが漢方薬の存在です。

 

西洋医学では、末端冷え性があっても、血液検査などで異常がなければ治療の対象とならないのがほとんどで、「とくに辛い」という人には、ビタミンEやホルモン剤などが処方されることもありますが、なかなかそれだけで末端冷え性を改善するのは難しいというのが現実です。

 

しかし、漢方では「冷え」自体が病気を引き起こす原因の1つとして、重要な症状と捉える考え方がありますので、当然、様々な病気の患者さんにも「冷え」が有る無しによって漢方薬の処方も変わってくるのです。つまり、漢方薬を利用すれば、末端冷え性の改善にかなりの期待が持てるということでもあります。

 

また、漢方薬は体質を改善することにより、病気を患いにくくする効果も期待できますので、末端冷え性と関わっている症状、例えば、生理痛やめまい、のぼせ、肌荒れなどの改善にも有効となります。

 

漢方には、「気・血・水」という考え方があり、そのバランスが重視されています。「気」とは生体エネルギーと精神状態。「血」とは血液。「水」とは血液以外の体液。この3つの内のどれかの巡りが悪くなると、末端冷え性をはじめとする様々な症状が起こると考えられ、改善には患者1人1人の症状にあった漢方薬が処方されます。

 

そして、末端冷え性の改善で注目したいのが、「於血(おけつ)」という血循環が滞っている状態で、目の下にくまができたり、生理不順や生理痛をも引き起こすもので、冷え性のほとんどにこの「於血」が起きています。

 

その他、「気虚(ききょ)」は気が不足している状態で、気力の低下や疲れやすいなど。「気逆(きぎゃく)」は気が逆向きに巡っている状態で、動悸やのぼせが起きたり、イライラしたりします。「水毒(すいどく)は水の巡りが悪く、体の中に水分が溜まった状態で、むくみやめまい、下痢気味になったりします。

 

末端冷え性は「於血」だけでなく、「気虚」「気逆」「水毒」が絡み合って起きているケースがほとんどですので、改善するには、処方も人それぞれに合わせた漢方薬を選ぶ必要があります。

 

 

末端冷え性の改善に役立つ漢方薬(冷え以外の効能)

 

於血の場合

  • 桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)=イライラ、便秘解消
  • 桂枝茯苓丸(ケイシフクリョウガン)=のぼせ
  • 温経湯(ウンケイトウ)=手の火照り、唇が乾く
  • 加味逍遙散(カミショウヨウサン)=精神不安
  • 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)=疲れやすい、めまい
  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)=しもやけ、下腹部痛

 

上から5つの漢方薬はのぼせにも効果があり、手足が極度に冷える場合は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯が有効です。

 

 

気逆の場合

  • 桃核承気湯
  • 五積散(ごしゃくさん)=腰痛、下肢痛
  • 加味逍遙散
  • 温経湯

 

気虚の場合

  • 人参湯(ニンジントウ)=食欲不振、胃もたれ、下痢
  • 補中益気湯(ホチュウエッキトウ)=全身倦怠感、食欲不振
  • 十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)=体力、気力の低下、貧血、全身倦怠感、疲労感

 

水毒の場合

  • 八味地黄丸(ハチミジオウガン)=下肢の倦怠感、夜間尿、頻尿
  • 苓姜朮甘湯(リョウキョウジュッカントウ)=水に浸かった様な下半身の冷え
  • 桂枝加朮附湯(ケイシカジュップトウ)=関節痛、神経痛
  • 清心連子飲(セイシンレンシイン)=頻尿、残尿感
  • 呉茱萸湯(ゴシュユトウ)=頭痛、肩こり

 

 

漢方薬は服用後2〜4週間後くらいから効果が現れることが多いですが、すぐに体が温まるケースも見られます。改善には、漢方薬に詳しい医師か薬剤師に相談するのが一番ですが、末端冷え性以外にどのような症状があるのか、確認しておきましょう。

末端冷え性の改善に有効な漢方薬についての情報でした。

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